RWDD2009に行って来ました
RWDDこと、楽天Web Direction & Design 2009 − 教科書では教えてくれない成功するWebサイト作りに行ってきました。
楽天というと、実はあまりいいイメージがないのです。
ショッピングモールのあの不統制な感じが苦手だし、それで買い物をしないから、ポイントも貯まってないし。
でもまぁ、楽天本社に入る機会なんてそうあるもんでもないので、というミーハーな気持ちで参加決定w
詳しい内容は、他にたくさんレポートがあるだろうから割愛して、僕なりの興味の範囲で感想なりを書いてみたいと思います。
まず、驚いたのが、社屋に入るときに入館の手続きが必要だったということ。専用カウンターを用意して、そこで名刺を出せば、ネームカードを出すっていうだけで十分だったんじゃないかなぁと思うけど。たぶん社内ルール上必要なんでしょうけどね。
会場に入ると広い!これが、噂の「社員をみんな集めて朝会をやる」フロアなんですね。写ってませんが、プロジェクタとかは潤沢に用意されてました。いつも使ってるんでしょうね。
基調講演として予定されていた枠は、楽天の三木谷社長と鈴木常務、楽天技研フェローの夏野氏のトークショーというスタイルに変わりました。
夏野さんが、あんなしゃべり方をする人だとは知らなかったので、びっくり。あれなら、ニワンゴにいるのは分かる気がするなぁw
トークショーは、終始夏野さんがリード。まるで酔っぱらってるかのように、失言ギリギリの言葉を吐いていきます。しかし、不思議とトンチンカンではなく、むしろ本質をついている感じで、みんな大受けでした。
日本はいっぱいいいところがあるという話で
・金がある。国内の個人資産は1400兆円が埋まってる。金の出口が分からないだけ。
・人のレベルが高い。アルバイトなのに勤労意欲が高いっていうのは世界でも珍しい。
・インフラ。離島まで光ファイバーがひかれている。
こうなると、世界に名だたるIT企業が出ないとおかしい、と。ではなぜ出てこないのかというと、「国内の競争だけで疲弊してる」「旧世代な人が邪魔してる(笑)」っていうことなので、いい面を伸ばしていけばそういった企業は出てくるはずだって話でした。
ITは無駄を省ける。だからエコだ!
世界に向けてエコなITを発信していくべき
っていうのは、当たり前な基本的なことなんだけど、改めていわれるとそうだよなぁって思いました。
中でも、ITは世直しだ、と言っていたのが印象的でした。ベタすぎですけどね。
東京にいる人は、新しいサービスが世の中を変えるという意味で受け取ったかもしれません。新しいサービスで注目をあびて、(・∀・)いぇい♪みたいなイメージ。
けれど、ウェブが地方利活用の最後の砦だと考えている僕には、楽天が果たしてきた役割というのが、IT技術とかビジネスモデルがどう優れているかとかじゃなくて、まさに世直しなんだなと妙に納得しました。
東京に一極集中して、東京だけで循環する経済なんて、国力という観点では意味を成さなくなってきます。
若い人がクルマを買わなくなったというけど、買えなくなったの間違いじゃないのか、と思っていて、それは単なる収入から租税公課を引いただけじゃなくて、このままで大丈夫かなという不安も勘案して「可処分所得」って決まると思うのですね。
だから、地方に未来がなくては、東京がいくら素晴らしい都市であっても、人が多くても、例えばクルマなんかは走れる量が決まっているんだし、飽和してしまう。そうすると、消費力という意味でも、すぐに中国や韓国にその立場を奪われると思うのです。
だって、羽田のハブ空港化の話だって、今から努力したって明らかに分が悪い。韓国仁川の方が便利がいい。それを今から奪おうっていうのも、空港だけ しか考えてないというか、国家デザインが足りないよねーという気がする。今のままでは、地方は成田でいいでしょう、国際便と国内主要都市だけ羽田にしま しょうってなりかねない。それじゃ、地方にとってはやっぱり仁川の方が飛ばす方がいいってことになる。仁川を活用して、地方が直接海外との交流(特にイン バウンド)を増やすようにしようという施策を打った方がいいんじゃないかと思うわけです。
脱線しました。
それで、夏野さんが言っていたのは、地方の小さな商売人に焦点をあて、一貫してビジネスを続けていることをすごく評価しているってことだったと思うし、そうした志し(大義)を持ってビジネスをやるべきだってことだったと思う。
それは決して、「ウェブサイトはこういうもので」とか「こういうのが流行ってます」とか、そういった作り手の都合じゃなくて、それを通じて、何をしたいのか。どう世の中に(よい)影響を与えるのかという志を高く持たないといけないってことだったと受け取りました。
楽天は支社を各地に置いていて、これからも増やすんだそうです。
楽天経済圏なんていうんだから、必然でもあるんですが、それ以上に地方ときちんと向き合おうとする姿勢に、食わず嫌いというか、今まで好んでなかった自分を情けなく思いました。
地方を変え、支えていこうとしてるのはコイツらじゃないかって
そして、その流れで、まち楽の取り組みについてのセッション。
明らかに人数が少なく、みんなtwittet活用の方に流れていました。先の夏野さんの話に感銘していた分、やっぱり流行に流れちゃうのかよと思っ たけど、別にみんな地方のような課題を持っているわけじゃないし、東京という成熟したマーケットで戦う彼らにとって見れば、やはり新しいことにしっかり食 らいついていかないといけない。
まぁ仕方ないだろうなと思いました。
むしろ、すごくヤダなと思ったのは質疑応答。まるで、地方の陳情。「近くでセミナーをやってくれない」とかさ。
もう、質問というより自分の主張をダラダラしゃべり、「期待してます!」みたいな感じ。何が言いたかったの、と。
楽天に乗っかってビジネスしたいって気分満々なんだろうけど、場違いだったなと思う。
だから、名産品をアピールするサイト・サービスなんですってば!
まぁ、いいや。
それで、あとはアクセス解析とか、色々なセッションを見ましたが、思ったよりは「活動紹介」レベルかなと思ったものが多かった気がします。でも他の レポートを見ると、どうも僕の選択してない方のセッション(A/Bセッションと並行してました)では、面白い話をしていたようですorz
さて、全て終わって、懇親会がありました。
会場を移って、楽天食堂です!
いやぁ、本物だ〜(違
料理も大盤振る舞いです。
それより面白いなぁと思ったのは、壁に部活(?)のポスターがたくさん貼ってあること。
大きい会社なら普通なのかもしれないけど、NECみたいな古い企業ならともかく、インターネットを主戦場としたIT企業のイメージにはなかったです。でも、いいなぁ、こういうの大切なんだよなぁって思った。
料理もおいしかった。特に焼きそばに桜エビが入ってて、ことのほかウマいの。いやぁ、すばらしいww
帰り際、壁にかかったものに目をやった。
本物だ(爆
実は、これ雑誌でみて、書き写して、手元に持ってるんですよ。
楽天さんも、どんどん大きくなって、なかなか思いを共有することも難しくなっているかもしれないけれど、どんどん突き進んでほしいですね。
